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2011年07月31日

沖縄昔の話

「ウナイ」にまつわる普天間宮の女神のお話

琉球八社のひとつ「普天間宮」の女神が人間だったころのお話。


娘は日がな1日、機織をしながら暮らしておりました。
ある日のこと。いつものように機織をしていて、急な睡魔に襲われた娘。
ウトウトしたかとおもったら、いつの間にか、荒れ狂う海の上空を、まるで
鳥のように旋回していたのです。

海に目をやると、転覆しそうな船が一艘、木の葉のように波間に見え隠れ
しています。
目を凝らすと、それは漁にでていた自分の父と、兄の乗った船でした。
慌てて手を伸ばし、兄を助け出します。次いで父に手を伸ばそうとした
瞬間、母に揺り起こされて目が覚めました。

その夢からしばらくして、娘のもとに父と兄の遭難の知らせが届きます。
兄はかろうじて助かりましたが、父が戻ることはありませんでした。


  御船の高ともに  白鳥や居ちょん

  白鳥やあらん   うみないおすじ

(船に白鳥が留まっているよ。いいや、あれは白鳥じゃない。
ウナイ神が航海を見守っているんだよ。)



女性には霊力があると伝えられてきた沖縄。これはその「ウナイ神信仰」を
表す言い伝えのひとつです。




Posted by 常音 at 11:44│Comments(0)
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