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過去を褒め称えるのは他人に任せて、
私は今を選ぶ

私は今日、生きていることが嬉しい


　　　　　　　　　オブィディウス


もし、これまでの人生を遡れるとしたら、あなたは自分の人生のどこを
変えるでしょう？できなかったことはなんですか？
しなかったことですればよかったのはどんなことですか？
今日という日のことを考える前に少しだけ、自問してみましょう。

歴史上、多くの偉大な思想家が説いてきた言葉があります。

「人は日々、その日が人生の最後の日だと思って精一杯、力強く
生きなければならない」

最後の日、私たちはどんなことを考えるでしょう？
最後の時を誰と過ごしたいでしょう？
どこへ行くでしょう？

そう、実は、日の出から日没までの1日は人生の縮図です。

今日という1日は大事なイベントで、私たちは日々、その大事なイベントに
立ち会っているのです。

今日という貴重な日を、人生の最初で最後の日だと思って生きると、
すべてのものがいとおしく、価値あるものに見えてきます。

年齢から解放され、肉体から解放され、子供のような驚きが時間の感覚を
消しさります。生きていることに胸がときめきます。
今日という日を生きる、それ以外に選択の余地はありません。

今日をどう過ごしますか？あなたの24時間をどんなふうに使い、どう活用
したいですか？どうやって今日という1日をこれまでで一番大切な日に
しますか？

ちまちまと小さく考えている時間はありません。自分は人生で何を残したい
か、大きく考えましょう。今日という日は、ありふれた1日ではありません。
今日という日は、贈り物でいっぱいの、輝くような愛に満ちた気持ちの良い
1日です。

今日は残りの人生の最初の1日です。


この世に生を受けたなら、

その日その日を、ひとつの人生だと考えなさい。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　セネカ



　　　　　　　　　　　　　　　　　　幸せになる生き方　アレクサンドラ・ストッダード